(写真はPotoDeliさんhttp://photo-deli.com/の写真を切り取り使用)
着付けを習って、初めてお出かけするときはドキドキします。
襟は大丈夫?帯はこれでいいのかな?歩いたら崩れない?
持ち物は、これだけ持てばいいのかな?心配はつきません。
今までの着物でのお出かけ経験から、着崩れした時の応急処置のできるものなど、これだけ持つと安心な物をお出かけ先別にご紹介します。
まずはお出かけの時の基本の持ち物からご紹介します。
Contents
お出かけ場所ののステップ方法
とりあえずはじめの一歩は、近くのカフェからスタートしましょう。
そこで無事にケーキとお茶が飲めたら、次はランチ会に!
それがクリアできたら、美術館、観劇にチャレンジ!
普段着物で落語会、狂言、おしゃれ着物でお能に歌舞伎
茶道経験者の人を誘ってお茶会に行くのもいいかも。
こんな感じで、だんだん着物を着てる時間を長くしていくのがいいと思います。
きものは洋服と違って簡単に洗わないものなので、
絶対汚さないという気持ちでお出かけしてます。
着物でお出かけの持ち物[ご近所でお食事編]
基本の持ち物
これだけは持っていったほうが良い持ち物です。着物、浴衣での持ち物はなるべくコンパクトにしてカバンも小さく、お財布も小さくしたほうがスッキリかっこよく決まります。
あとはお出かけ場所に合わせて+αしてくださいね。
洋服の時より小さいもの、そして縦長より横に長いものが着物には向いてます。
手首にかけたり肩にかけたりができないので地面にすらないようなものがおすすめ。
やっぱり憧れは山葡萄のカゴバックですよね。
時間と共に色艶が変わっていく一生物のバッグ。
一年中持てますから浴衣にもピッタリ!
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帯の隙間に入れておいたり、左袖に忍ばせておくととっさの時出しやすい。厚手だと袖が重くなったり、帯の隙間に入らなかったりするので、薄手、小さめがおすすめ。
手ぬぐいはあると何かと重宝します。
手を拭いたり首元の寒さ避けに使用したり、食事の時に帯と着物を汚さないように広げて、帯にはさむかまたは襟元にはさんで使ったりできます。
帯や着物をガードしておけば、食べ物がコロンと落たり汁がとんできた時に安心。
意外と襟元にシミがつくことが多いのです。
何年もしてからシミが出てきたりして。(涙)
帯が崩れてきた時に止めたり、トイレで着物の裾を帯に留めるとか一つあると安心。
私も着物初心者の頃、トイレでクリップを使いました。今は慣れてきて裾除けをむんずと腰まで持ってきて結んでます。
袖の脇から長襦袢の袖が出てきちゃったり、お尻が破けた時に使えます。
リサイクル着物を着た時とか茶道のお稽古の時は、お尻がよく破けたりするので応急処置に役立ちます。
着物に汚れがついてしまった時の応急処置に使えます。
着物は簡単に洗えないので汚れがついたらすぐ取ってください。でも、無理してゴシゴシして取らないように。
2020年から生活の中に必要になったマスク。着物を着るときにもピッタリくるマスクが欲しいですよね。このマスクは、麻素材で作られているので着物美人になれますよ。しかも蒸し暑くない!
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着物でお出かけの持ち物[観劇編]
歌舞伎やお能、落語に文楽など観劇の時は長時間椅子に座りぱなしになります。
冷暖房は完備されていますが、それによる乾燥は気をつけましょう。
意外と劇場は乾燥してます。開演中の咳はまわりに響いてとても気を使います。特にいい場面の咳は止めたい!
水が出せない時は、飴。乾燥しているので咳が出たりすると焦る時に舐める。
今はラムネ状の小さいタブレットタイプもありますので会場に入る前にコンビニで購入です。
ここで注意!袋がガサゴソ言うのは避けたい。
着物には小さめの鞄が似合いますが、観劇などはパンフレットが二つ折りで入る大きさがあるといいでしょう。
できたら着物専用だけでなくて、和洋兼用できるものですとお財布にもやさしいですね。

首の冷えに弱い人はショールがあると安心です。劇場の中は意外と冷えてます。
ショールを持たない夏は手ぬぐいを首に巻いて終わる頃にさっと取ることもあります。
着物初心者は上着までなかなか揃えられませんよね。
ストールがあれば羽織りがわりになりますから和服にも洋服にも合うストールを一枚は持っていると便利です。
着物でお出かけの持ち物[お茶会編(大寄せ)]
お茶用扇子、お懐紙、帛紗、古帛紗、菓子切り、古茶巾(裏千家)など最低でも用意していきましょう。
ご用意されている時もありますが、お懐紙と菓子切りがないとお菓子もお茶もいただけません(涙)
《画像クリックでこまものや七緒の詳細へとぶ》
自分の後ろに置くのでお尻の幅に隠れるぐらいの大きさがベスト。数奇屋袋(すきやぶくろ)にお茶席小物を入れたりします。
注意しないといけないのは、お茶会に皮のバッグは避けた方が良いです。
布の生地が好まれます。
お茶席は本当に狭いし人の出入りも多いので持ち物はとことんコンパクトに。
財布も手に乗るぐらい小さくもしくは薄く。
大寄せの時はあちこち移動するのでお財布もバッグに入れて茶室に持ち運べると安心です。
お茶席は白い足袋が基本。カバー用足袋を履いていきそして着いたらすぐ脱ぐようにしてます。
意外と脱ぐことを忘れたりするので気をつけてくださいね。足袋カバーがない人はたびっくすを代用してもいいと思います。(ソックスみたいに伸縮性のある足袋)
一度茶室に入ってしまうと隣との幅がなく足を絶対崩せないのでコンパクトなものを帯に忍ばせてこそっり使います。正座に慣れていない人は持っているだけで安心ですよ。
無理しない。痛いものは痛いのです。
着いたらすぐ羽織や道中着などの上着を脱いで茶室で使わないものは風呂敷かエコバッグにしまう。
そして、預ける場所があれば預けたり、別室の部屋の隅に置いて置くなどします。
貴重品は入れておかないほうがいいかもしれません。
+αの持ち物
折り畳み傘(雨、日差しの強い時)
絆創膏(浴衣の時は素足で下駄ですので擦れます。血が出たら着物には絶対つけたくない。)
扇子、針セット、腰紐
着物の時はあまり長居はしないので、化粧直しは持っていきません。リップぐらい。
草履は用意しましたか?母のお下がりの草履は痛くて、、なんてことありませんか?草履のおすすめは歩きやすいカレンブロッソ!
ソールが厚く靴みたいなゴム底になっているから歩きやすい。

着物の持ち物まとめ
雨の日は傘などに加えて、着物の対策も必要になってきます。